皆川博子さんによる『風配図 WIND ROSE』(河出書房新社、2023年)が、第34回紫式部文学賞(主催:宇治市・宇治市教育委員会)を受賞しました。本作品はハンザを題材とした長編小説で、考証に関して日本ハンザ史研究会が協力しました。詳しくは関連リンクをご覧下さい。
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- 河出書房新社のプレスリリース:【速報!】皆川博子の傑作長篇『風配図 WIND ROSE』が第34回紫式部文学賞に決定![2024年10月10日]
- 主催者のページ:紫式部文学賞
皆川博子さんによる『風配図 WIND ROSE』(河出書房新社、2023年)が、第34回紫式部文学賞(主催:宇治市・宇治市教育委員会)を受賞しました。本作品はハンザを題材とした長編小説で、考証に関して日本ハンザ史研究会が協力しました。詳しくは関連リンクをご覧下さい。
2024年10月4日(金)
菊池雄太(立教大学)
ハンザ史の個別的な研究は日々進んでいる。それにもかかわらず,「ハンザとは何か」という本質的な問いに対する一致した見解は,いまだ存在しない。これは,ハンザのもつ多面性を示すものであり,どの側面をハイライトするのかにより,ハンザの見え方は異なるであろう。実際,各時代の研究者たちは,それぞれの問題関心にしたがい,あるいはその時々の研究潮流に影響されて,ハンザをとらえてきたのである。そのため,それに応じた多様なハンザ理解があり得る。