2024-12-10

邦文文献目録(2021年以降)

ハンザ史およびバルト海・北海沿岸の国・地域の歴史に関する邦文文献のうち、2021年以降のものを著者の五十音順に掲載してあります。書誌データの間違いや、誤字脱字、掲載されていない文献の情報などがありましたら、サイト管理人までお知らせ下さい。

あ行

青山由美子
  • 「中世フランドル伯領の領邦政治 —12世紀末のカンケラリウス—」高山博、亀長洋子(編)『中世ヨーロッパの政治的結合体 —統治の諸相と比較—』東京大学出版会、2022年2月、173-199ページ
池田利昭
  • 「17世紀初頭リューベックの政治的秩序」『愛知県立大学大学院国際文化研究科論集』22、2021年3月、189-207ページ
  • 「17世紀初頭リューベックにおける『市参事会員選挙と市参事会官職の新規割り当て』儀式」『愛知県立大学大学院国際文化研究科論集』25、2024年3月、151-172ページ
伊丹聡一朗
  • 「ウシクイニクとは何者か? —中世ロシア河川賊とノヴゴロド政治権力の展開—」『西洋中世研究』14、2022年12月、145-168ページ
稲元格
  • 「ハンブルクにおける18世紀初期の市民協定 —『主要協定』(1712年)を含む4つの『基本法律』—」『近畿大学法学』70(1)、2022年6月、43-177ページ
岩波敦子
  • 「ハインリヒ獅子公の誕生 —新たな統治者像の生成と伝統—」赤江雄一、岩波敦子(編)『中世ヨーロッパの「伝統」 —テクストの生成と運動—』慶應義塾大学出版会、2022年3月、149-202ページ
小澤実
  • 「収奪の場としてのイングランド —北ヨーロッパ経済、デーンゲルド、クヌートの統治政策—」高山博、亀長洋子(編)『中世ヨーロッパの政治的結合体 —統治の諸相と比較—』東京大学出版会、2022年2月、73-95ページ

か行

鍵和田賢
  • 「『自らが担うべき十字架を他人へ押しつけてはならない』 ―近世ドイツ都市ケルンにおける非公認プロテスタント宗派の内部抗争―」『福島大学人間発達文化学類論集』36、2022年7月、47-60ページ
河原温
  • 「15世紀ブルッヘのエリート市民のアイデンティティ形成とブルゴーニュ公権力 —ピーテル・ブラーデリンの事例を中心に—」『放送大学研究年報』38、2021年3月、117-125ページ
菊池雄太、小澤実、小野寺利行、柏倉知秀
  • 『図説 中世ヨーロッパの商人』(ふくろうの本)河出書房新社、2022年2月
菊池雄太
  • 「近世ハンブルクにおける外来商人の受容と市場の秩序の変化 —エルベ川下流地域における『都市間競合』との関係—」『市場史研究』36(別冊)、2022年9月、76-98ページ
  • 「近世ライプツィヒの食料雑貨小売商 —『世界商品』の地域流通—」『社会経済史学』90(1)、2024年5月、15-41ページ
栗生沢猛夫
  • 『『絵入り年代記集成』が描くアレクサンドル・ネフスキーとその時代』全2巻、成文社、2022年4月
  • 『キエフ・ルーシ考 断章 —ロシアとウクライナの歴史家はどう考えてきたか—』成文社、2024年4月

さ行

佐藤団
  • 「世界史教科書にみる法格言『都市の空気は自由にする』」『法学論叢』(京都大学法学会)188(4-6)、2021年3月、306-375ページ
  • 「前近代における人・移動・帰属」『法律時報』93(8)、2021年7月、76-80ページ
  • 「近世の法実務における『ザクセンシュピーゲル』 —ツォーベルによる刊本とクリンクによる体系化の試み—」『法学論叢』(京都大学法学会)192(1-6)、2023年3月、454-513ページ
斯波照雄
  • 「17〜18世紀のダンツィヒの貿易」『商学論纂』(中央大学商学研究会)62(5・6)、2021年3月、399-421ページ

た行

谷口幸男、松本涼
  • 『新版 アイスランド サガ』新潮社、2024年6月

な行

中沢敦夫
  • 『イパーチイ年代記』翻訳と注釈
    • (15)『ガーリチ・ヴォルィニ年代記』の編集史について『富山大学人文学部紀要』75、2021年8月、181-197ページ
  • 「『ノヴゴロド第一年代記(新編集版)』翻訳と注釈」
    • (1)『富山大学人文学部紀要』76、2022年2月、113-219ページ
    • (2)『富山大学人文学部紀要』77、2022年8月、167-271ページ
    • (3)『富山大学人文学部紀要』78、2023年3月、237-310ページ
    • (4)『富山大学人文学部紀要』79、2023年8月、127-177ページ
    • (5)『富山大学人文学部紀要』80、2024年2月、181-269ページ
    • (6)『富山大学人文学部紀要』81、2024年8月、105-177ページ
中沢敦夫、宮野裕、今村栄一
  • 「『イパーチイ年代記』翻訳と注釈」
    • (14)『ガーリチ・ヴォルィニ年代記』(1287〜1292年)『富山大学人文学部紀要』74、2021年2月、173-217ページ
成川岳大
  • 「ノルウェー王と北大西洋『貢税地』形成と関係の変容」高山博、亀長洋子(編)『中世ヨーロッパの政治的結合体 —統治の諸相と比較—』東京大学出版会、2022年2月、97-117ページ
日本古代ロシア研究会
  • 「スズダリ年代記 訳注」
    • (6)『古代ロシア研究』25、2021年3月、33-43ページ

は行

畑奈保美
  • 「15世紀フランドル都市ブルッヘのぶどう酒贈与とブルゴーニュ宮廷 ―1468-69年の贈与帳簿より―」『ヨーロッパ文化史研究』24、2023年3月、95-105ページ
阪西紀子
  • 『北欧中世史の研究 —サガ・戦争・共同体—』刀水書房、2022年6月
舟橋倫子
  • 「中世盛期ブリュッセル地域の修道院所領 —ラ・カンブル修道院13世紀前半文書の分析—」『人文研紀要』(中央大学人文科学研究所)104、2023年9月、33-60ページ

ま行

松本涼
  • 「中世アイスランド史と紛争・フェーデ研究」『福井県立大学論集』55、2021年3月、17-30ページ
宮野裕
  • 「キエフ府主教ヨアン2世の『カノン回答集』 ―中世ルーシへの導入のあり方を中心に―」『岐阜聖徳学園大学紀要 教育学部編』60、2021年2月、45-62ページ
  • 「中世ロシアの教会問答集『キリクの質問』」
    • (1)改訂版をめぐる論争についての一考察及び試訳(1-80問)『岐阜聖徳学園大学紀要 教育学部編』61、2022年2月、87-108ページ
    • (2)試訳部(キリクの81-101問、サッヴァの24問、イリヤの28問)『岐阜聖徳学園大学紀要 教育学部編』62、2023年2月、37-52ページ
  • 『「ロシア」は、いかにして生まれたか —タタールのくびき—』(世界史のリテラシー)NHK出版、2023年6月
  • 「中世ルーシのサモジェルジェツ(専制君主)概念」『西洋中世研究』15、2023年12月、104-123ページ

や行〜わ行